八田逸山の制作品と陶歴

八田逸山の制作品

① 赤絵金彩牡丹図三本足鉢

頭を下にして枝にとまる一羽の鳥が咲き誇る大輪の牡丹を見下ろしているといった“静と動”を感じさせる鉢(浅いですが)です。(続く)

② 金襴手花鳥図蓋付小物入れ

やや大き目の蓋のある湯呑のような成形で、蓋とともに文様と姿形の整った小物入れです。こうした小も入れは、欧米ではキャンディやボンボンを入れるために使われたようです。(続く)

 

八田逸山の陶歴

八田 逸山

八田 逸山の生没年が不明ですが、陶画を笹田 友山に学び、自分の門人には石野 竜山がいたことから、明治中期に活躍したと考えられます。

輸出九谷で活躍した陶器商人 円中 孫二、綿野 吉二などの依頼で制作した作品もあることから、明治九谷の名工の一人であるといえます。特技に九谷細字があったといわれますが、赤絵や金襴手などの作品が伝わっています。